インド映画の言語別注目作(2026年下半期)
※公開日はインド本国の予約サイトBookMyShowなどを参考にしていますが、予告なく変更になることがあります。https://in.bookmyshow.com/
ヒンディー語
9/4 Mirzapur: The Movie
Amazon Prime Videoで絶大な人気を誇るクライム・シリーズの劇場版。パンカジ・トリパーティー、アリー・ファザル、シュウェーター・トリパーティーが再結集。熱狂的なファンを持つシリーズだけに、劇場版への期待は業界最高レベル。ウェブシリーズ『ミルザープル 〜抗争の街〜』のシーズン3まで日本語字幕でも視聴可能。
10/2 Drishyam 3(ヒンディー語版)
アジャイ・デーヴガン主演。マラヤーラム語版(モーハンラール主演・世界興収28億ルピー超)のヒンディー語リメイク。アビシェーク・パータク監督は「原作とは異なる驚きの展開を盛り込む」と宣言。アジャイが3作連続で主役を演じる。
11/8 Ramayana: Part 1
ニテーシュ・ティワーリー監督・ナミト・マルホートラー製作。ランビール・カプール(ラーマ)、サーイ・パッラヴィ(シーター)、ヤシュ(ラーヴァナ)、サニー・デーオール(ハヌマーン)。Part 1・2合計製作費は400億円ルピー以上。音楽はハンス・ジマー&A・R・ラフマーン。ソニー・ピクチャーズとのグローバル配給契約も発表。7月30日オンライン公開のトレーラーが全世界で大きな話題に。
12/21 King
シッダールト・アーナンド監督、シャー・ルク・カーン主演、ディーピカー・パードゥコーン、アビシェーク・バッチャン出演のほか、シャー・ルクの実娘スハーナー・カーンの演技本格デビュー&初の親子共演作となる予定。共同脚本にはスジョイ・ゴーシュ監督も参加。リュック・ベッソン監督『レオン』(1994)オマージュのアクション作品。
2027/1/27 Love & War
サンジャイ・リーラー・バンサーリーが監督を務め、ランビール・カプール、アーリヤー・バット、ヴィッキー・コウシャルのトリプル主演という豪華キャスト大作。名作『Sangam』(1964)へのオマージュとも噂される、戦争の激動に引き裂かれる男女3人の愛憎入り混じる三角関係を描く。

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Film is set to release — January 21, 2027.
2027年 Ranger
アジャイ・デーヴガン、サンジャイ・ダット、タマンナー・バティヤーがメインキャスト。ジャングルを舞台にしたアクション・アドベンチャー。野生動物の密猟に立ち向かう森林警備官の戦いを描く。
未定 Maatrubhumi: May War Rest in Peace
サルマーン・カーン主演の愛国戦争ドラマ。元タイトル「Battle of Galwan」から改題。中印国境紛争(2020年)を題材にしていたが、外交的配慮により脚本を大幅書き直し。度重なる公開延期がされており、2027年にずれ込む可能性も。
タミル語
7/23 Jana Nayagan
ヴィジャイの引退作にして、現職タミルナードゥ州首相として公開するという前代未聞の状況が生んだ超話題作。世界興収20億ルピー超を記録し、現在も更新中。インド国外では無検閲の完全版が公開。
8/7 DC
監督として名高いローケーシュ・カナガラージが主演で演技デビュー。ヒロインはワーミカー・ガッビが務める。監督は『Captain Miller』のアルン・マーデースワラン。過激な暴力描写からA指定となった。
8/14 Vishwanath & Sons
スーリヤ主演、『バーラ先生の特別授業』のヴェンキー・アトルーリ監督の作品。タミル語・テルグ語のバイリンガル製作。スーリヤ演じる40歳の元オリンピック射撃選手サンジャイが、自分の子供と、その代理母との関係を紡ぐファミリードラマ。
8/28 Train
ヴィジャイ・セードゥパティとミシュキン監督の初のコラボレーション。走る列車という密室の空間を舞台に、武装集団に占拠されて人質となった乗客を救うため、一人の男が命がけの戦いに挑むアクション作品。
9/10 Sardar 2
2022年の『サルダール』の続編スパイ・アクション・スリラー。カールティが主演、S・J・スーリヤーが敵役を務める。トレーラーでは架空の日本らしきものも垣間見える。『囚人ディリ』の続編『Kaithi 2』も控えるカールティの二枚看板作品のひとつ。
9/25 Dorothy
『ジガルタンダ・ダブルX』でおなじみのカールティク・スッバラージ監督の最新作品。主演に女優のキールティ・スレーシュを迎え、1990年代初頭のタミル地方農村部を舞台にしたサスペンス・スリラー。
10/16 OM Chapter 1: Udhiram
ダヌシュとマンムーティの共演。ヒロインに『Ramayana』でシーター役を務めるサーイ・パッラヴィを起用。ティルヴァンナーマライの森林地帯を舞台に、武装勢力と警察組織の衝突、そしてそこに巻き込まれる労働者たちを描く。2部作の第1部。
10月 Seyon
シヴァカールティケーヤン主演、カマル・ハーサンがプロデュースする。音楽はサントーシュ・ナーラーヤナン。タイトルの「セーヨーン」は、タミル固有の神とされるムルガン神(ヒンドゥー教の軍神スカンダ/カールティケーヤ)の古代タミル語での呼び名。
10/15 Jailer 2
ラジニカーント主演で2023年に大ヒットした『ジェイラー』の続編。敵役にS・J・スーリヤー。カメオ出演は、前作から引き続いてのモーハンラール、シヴァラージクマールに加え、今回はヴィジャイ・セードゥパティが登場。彼は「ラジニカーントのためだけに、断り続けていたカメオ出演のルールを今回だけ破って引き受けた」とコメント。またリティク・ローシャンのカメオ出演の情報もある。インド三大祭の一つであるダサラ祭に合わせて公開。
テルグ語
9/11 Epic - First Semester
2023年の大ヒット作『Baby』のアーナンド・デーヴァラコンダとヴァイシュナヴィ・チャイタニヤのペア。『Ranabaali』が当初9月11日公開と予定されていたため、同作主演の兄ヴィジャイ・デーヴァラコンダとの兄弟対決かと注目を浴びていた(その後『Ranabaali』が公開延期)。
9/11 Don't Trouble The Trouble
ファハド・ファーシル主演のファンタジー映画。マルチリンガル展開だが、ファハドにとってのテルグ語デビュー作品と見なされている。タイトルはバーラクリシュナ主演の2012年作品『Srimannarayana』での名セリフから。
9/24 The Paradise
ナーニ主演。2023年のヒット作『Dasara』のシュリーカーント・オーデラ監督との再度のコラボで、1980年代の被差別トライブのリーダーの闘争を描く。ナーニは本作を「インド版マッドマックス」と表現。
10/2 Aadarsha Kutumbam House No: 47 – AK47
トリヴィクラム・シュリーニヴァース監督とヴェンカテーシュとのコラボレーション。「ハウスNo.47」に暮らす、表向きは理想的で笑顔の絶えない完璧な一家。しかし、ある予期せぬ奇妙な事件をきっかけに、家族それぞれが隠していた秘密や本性が暴かれ、事態は思わぬ方向へ。
10/16 Vishwambhara
チランジーヴィ主演のファンタジー・アクション。ヒロインはトリシャー。音楽は『RRR』でお馴染みのM・M・キーラヴァーニ。2025年公開予定だったが、VFXのクオリティ向上のため延期されていた。
11/19 ENE Repeat
ヴィシュワク・センとタルン・バースカル監督のテランガーナ・コンビが送るコメディ作品。2018年の『Ee Nagaraniki Emaindi(通称:ENE)』の8年ぶりとなる続編。
11月 Ranabaali
ラシュミカー・マンダンナとヴィジャイ・デーヴァラコンダのカップルが結婚後初めて共演する歴史大作。1854年から1878年にかけてのイギリス統治下の南インド、未曾有の大飢饉のもとで、過酷な植民地支配と抑圧に立ち向かう戦士ラナバーリの活躍を描く。
12/3 Fauzi
プラバース主演の汎インド超大作アクション。12月3日に世界同時公開(一部先行上映あり)の予定。ヒロインはSNSのダンス動画で一躍有名になり、今作で大抜擢された新人イマーンヴィー。「Fauzi」は、アラビア語由来で「勝利」を意味する人名。
2027年1月 Mega158(仮題)
チランジーヴィ主演。2023年に記録的な大ヒットとなった『Waltair Veerayya』以来となる、チランジーヴィとボービ監督の黄金コンビの再タッグ。8月22日のチランジーヴィの誕生日に合わせて、正式タイトルおよびファーストルック公開予定。
2027年3/5 Spirit
『アニマル』のサンディープ・レッディ・ヴァンガ監督とプラバースの初顔合わせ。共演はトリプティ・ディムリー、ヴィヴェーク・オベロイなど。
2027/4/7 Varanasi
『バーフバリ』『RRR』のS・S・ラージャマウリ監督による大注目作。マヘーシュ・バーブ、プリヤンカー・チョープラー、プリトヴィラージ・スクマーランが出演予定。南極ロケ(インド映画史上初)を含む世界規模の撮影や、バラナシ市内に謎の野外看板を出現させて公開日を発表するという大胆な告知方法も話題。
カンナダ語
8/26 Toxic: A Fairy Tale for Grown-Ups
『K.G.F』シリーズで全インドを席巻したヤシュ主演の期待作。ケーララ出身で『ライアーズ・ダイス』で知られる女性監督ギートゥ・モーハンダースによる大型アクション作品。共演にはキアーラー・アドヴァーニー、ナヤンターラ。1月8日に公開されたファーストルック動画は、副題の「大人のための」という文言が示す通り、暴力だけではなく濃厚に性的なシーンがあることを示唆しており、この段階で女性団体が訴えを起こすという一幕もあった。
2026年 666: Operation Dream Theatre
カンナダ語映画のニューウェーブの中心人物の一人、へーマント・M・ラーオ監督とシヴァラージクマールが組んだレトロなコミック・アクション。シヴァラージクマールの実父の故ラージクマール(Rajkumar)が1970年代に主演した、ジェームズ・ボンド・スタイルのスパイ・アクション『CID 999』シリーズへのオマージュと目されている。
2027年 Billa Ranga Baasha (BRB)
スディープ主演。『Vikrant Rona』のアヌープ・バンダーリ監督との再コラボ。ディストピア的な未来世界を舞台にしたファンタジー・アクション。2018年末に発表されながらも度重なる遅延でお蔵入りの噂が流れてたが、2024年に『ハヌ・マン』の制作陣がプロデューサーとして参加したことで復活。2026年6月10日にスディープがXで「6月26日撮影再開」を公式発表し、2027年の年頭ごろに公開の予定。
マラヤーラム語
8/7 Thudakkam
モーハンラールの愛娘ヴィシュマヤ・モーハンラール(Vismaya Mohanlal)の記念すべき女優デビュー作。父モーハンラールもカメオ出演。過去のある出来事を発端に、ヒロインの静かな日常に突如として不穏な犯罪組織の影が忍び寄る。「Thudakkam」はマラヤーラム語で「始まり」の意味。
8/20 Khalifa: Part 1
プリトヴィラージ・スクマーラン主演。インドのケーララ州、中東湾岸のドバイ、そしてイギリスのロンドンやネパールを結ぶ国際的なゴールド密輸シンジケート。裏社会を舞台に、その支配者「カリーファ(Khalifa)」をプリトヴィラージが演じる。
8/21 Bethlehem Kudumba Unit (BKU)
ニヴィン・ポーリとマミタ・バイジュ主演のロマンティック・コメディー。ケーララ州最大の祝祭オーナムに合わせた公開で、『Khalifa: Part 1』と競い合う。
2026年 Kathanar – The Wild Sorcerer
主演はジャヤスーリヤ、共演に『バーフバリ』シリーズでデーヴァセーナ役を務めたアヌシュカ・シェッティ。4世紀のケーララに実在したと信じられている、超自然的な魔術の力を授かった高名なキリスト教の司祭カダマッタット・カッタナール。その生涯と伝説を大規模VFXで描くとして注目を集めるファンタジー冒険映画。
2026年 Half
2026年9月のトロント国際映画祭で「Midnight Madness」部門に出品されるヴァンパイア・アクション・スリラー。インド国内では多言語展開で公開される予定。
マラーティー語
10/1 Dhasal
実在の詩人・ダリト解放運動家ナームデーオ・ダサール(Namdeo Dhasal)の生涯を描く伝記映画。マーラーティー語映画界の人気俳優ラリト・プラバーカルが主演。
10/2 Gana Dhav Re
ヒットメーカーであるケーダール・シンデー監督作品。インド西海岸の自然豊かで伝統が息づくコーンカン(Konkan)地方ののどかな村を舞台に、ガネーシャ神を熱烈に信仰する、一人のごく平凡な村人を主人公としたバクティ映画。
10/2 Maharashtra Epstein Files
2026年3月にナーシクで連続レイプの容疑で逮捕された自称聖職者のアショーク・カラート(Ashok Kharat)の事件をモデルにした、犯罪社会派サスペンス映画。2026年5〜6月にティーザー映像が解禁されるやいなや、政界や映画界を巻き込む大論争や法的トラブルに発展しており、公開に向け波乱が予想される。
ベンガル語
8/13 Keu Bole Biplobi Keu Bole Dakat
実在したベンガル人の伝説的独立運動家オノント・シン(Ananta Singh)の波乱に満ちた生涯を描く伝記作品。タイトルの意味は「ある者は革命家と呼び、ある者は強盗と呼ぶ」。
8/14 Bike Ambulance Dada
西ベンガル州の実在の人物であり、バイクを改造して僻地の村人に無料の救急搬送サービスを提供したコリムル・ホク(Karimul Haque)の実話を映画化。コリムル・ホクはインド政府から民間最高位の勲章の一つパドマ・シュリーを授与されている。
9/4 Winkle Twinkle
シュリジト・ムカルジー監督作品。ブラット・ボシュによる同名のベンガル語戯曲の映画化。西ベンガル州の政治史を背景に、1976年に突如として姿を消し、死んだと思われていた政治活動家の男が、26年後の2002年に帰還する。自身がかつて命を懸けて戦った理想とは完全にかけ離れた21世紀の社会を変えるために再び立ち上がる。
10/16 The Eken: Kerala e Kurukshetra
2018年にウェブシリーズとして始まり人気を博し、9シーズン全60話にまでなったユーモラスな探偵もの。小柄で小太り、禿頭の私立探偵エケンバブが2人の助手を従えて難事件に挑む。映画版は2022年の『The Eken』からで、本作は4作目。映画版はベンガル人にとってエキゾティックな場所を毎回舞台にしており、本作ではケーララ州。
10/17 DeSu7
ベンガル語映画界のスター、デーブが主演・監督を務める。ヒロインはスバシュリー・ガングリー。タイトルは両名の頭文字に由来。『ドゥランダル作戦』などを手がけた実力派のアイジャズ・グラブをアクション監督に迎えた本格アクション映画。2026年1月の段階で、初日初回上映のチケットが売り出され、数分で即完売したことも話題に。
11月 Emperor vs Sarat Chandra
シュリジト・ムカルジー監督。小説『デーヴダース』の作者として知られるショロトチョンドロ・チョトパッダエ(サラトチャンドラ・チャタルジー)の人生の一時期を描く歴史ドラマ。
12/25 Tonic 2
2021年にベンガル語映画界で大ヒットを記録し、数々の映画賞に輝いたヒューマンドラマ『Tonic』の続編。前作で出会い、友情を結んだ75歳の老人ジョラダル・センと旅行エージェントの青年トニクが再び登場。
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