【続報】『みつけた、みつけた〜分別と多感』予告映像公開

ジェイン・オースティンの名作『分別と多感』を、現代の南インド・チェンナイを舞台に描いたラージーヴ・メーナン監督作『みつけた、みつけた〜分別と多感』。

2026年7月3日(金)より公開される本作の予告編が解禁され、最新の上映館情報も発表されました。さらに、映画パーソナリティの伊藤さとり氏をはじめとする映画関係者から寄せられたコメントも到着。
インド映画タイムズ 2026.06.18
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予告編映像

©V Creations/Kalaippuli S.Thanu

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配給案内より

2026 年7 月3 日(金)よりシネマリス(東京・神保町)ほか全国順次公開する『みつけた、みつけた〜分別と多感』の予告編(1 分23 秒)を、本日6 月18 日(水)17 時に公開いたします。

本作は2000 年公開のタミル語映画。A.R.ラフマーン×ラージーヴ・メーナン監督の『響け!情熱のムリダンガム』(2018 年)コンビが前作で組んだ作品であり、現在もインドで評価が上がり続けている傑作。ジェイン・オースティン『分別と多感』(Sense and Sensibility)を現代インドに翻案し、タブー、アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャンという現在も第一線に立つ二大女優が共演。

■ なぜ、26 年前のインド映画が、いま日本の劇場に?

本作がインドで公開されたのは2000 年。それから四半世紀以上が経った現在、日本での劇場公開はこれが初めてだ。

配給するのは、東京・荒川区の南インド料理店「なんどり」を営むテンドラル合同会社。同社はこれまで『響け!情熱のムリダンガム』を「推し活配給」として35 都道府県・100 箇所超で上映し、累計17,000 人超を動員してきた。今回も同じ監督・音楽コンビの前作である本作を、『響け!情熱のムリダンガム』の8月の日本上映権終了を前にしたラストラン上映に伴い、この度緊急日本公開が決定。

男性スター優位なインド映画が多い中で、これほどまでに女性に視点を置いた商業大作は非常に珍しい。単なる恋愛ものというだけでなく、女性の「自立」について描かれている点がこの映画の重要なテーマだ。曇り空の続くイギリスから舞台を変え、陽射しの強いインドにおいて、現代の変わりゆく女性の地位や意識のようなものを描き出している。女性が外に出て仕事に就くことについて、そのパートナーとなる男性たちも、監督や製作者たちも温かな眼差しで受け入れている。

音楽やダンスであふれ、エジプトやスコットランドロケ撮影。暴力シーンはない。フィルム時代ならではの贅沢な美しさは、26 年前の古さを感じさせることはない。今こそ見るべき作品といえる。

その18 年後、同じ監督と同じ音楽監督A.R.ラフマーンは、カースト差別と音楽への情熱を描いた『響け!情熱のムリダンガム』(2018 年)で、再び世界中の観客の胸を揺さぶることになる。けれど、その萌芽は—女性たちへのあたたかな眼差しも、音楽が人生を切り拓く力も—すでにこの一作に、すべて宿っていた。

■ STORY

南インド・タミルナードゥ州、由緒ある名家。慎ましく聡明な姉ソウミャは学校の校長を務め、詩と南インド古典音楽を愛する奔放な妹ミーナクシは夢見るように日々を過ごしていた。しかし祖父の死をきっかけに屋敷は遠縁の手に渡り、母と娘たちは大都会チェンナイで新しい人生を始めることになる。

妹の前に現れる詩を愛する若き実業家と、スリランカ内戦で片足を失いつつも花を育てて生きる元軍人。

姉の前に現れる映画監督志望の男——けれど彼女は胸の想いを口にできない。姉妹はそれぞれの恋と仕事と歌のなかで、自分の人生を一つずつ見つけていく。

ジェイン・オースティンが二百年前に描いた姉妹の物語が、いま、まったく新しい姿で甦る。

■ コメント

まだまだ男女差別が色濃く残るインドで、自分の幸せを自分で掴もうとする妹と自分は不幸を招くと思い込み前へ進めない姉が、それぞれの才能と幸せのかたちに気づいていく本作。彼女達の恋の行方や自立を見つめる物語には、美しい歌や楽しいダンスが随所に散りばめられ、登場人物の感情をスクリーンに投影していきます。しかも映画ファンにはたまらない映画愛に満ちたエピソードも随所に。彼女達を取り巻く男性達は、観ると共感してしまうヒーロータイプではない庶民的な感情の持ち主ばかり。恋も仕事も「好き」を手にする為のヒントが詰まったすべての人に贈るパワームービーです。

伊藤さとり/映画パーソナリティ・映画評論家

『響け!情熱のムリダンガム』と同様、ラージーヴ・メーナン監督の音楽愛が詰まった作品。ドラマティックな展開と共に、声楽を通じて内面を解放していくヒロインの変化が丁寧に描かれ、A.R.ラフマーンの名曲が物語を彩る。タミルの美しい田舎と都会マドラスの対比、若きアジット・クマールとアイシュワリヤー・ラーイをはじめ名優たちの演技など見どころ満載。

小尾淳/大東文化大学准教授

1990年代後半からタミル語映画界を席巻した純愛映画ブームの一つの到達点。『ボンベイ』の撮影監督として高い評価を得たラージーヴ=メーナン監督の抒情的な映像美のもと、天才A.R.ラフマーンの音楽に導かれて、姉妹の愛の物語が、劇中歌に出てくるような「白檀の優しいそよ風」をあなたに届けます。

深尾淳一/滋賀文教短大講師・字幕監修

映画情報

タイトル:みつけた、みつけた〜分別と多感

原題:Kandukondain Kandukondain

監督:ラージーヴ・メーナン

音楽:A.R.ラフマーン

原作:ジェイン・オースティン『分別と多感』

出演:タブー、アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン、アジット・クマール、マンムーティ、アッバース

字幕翻訳:稲垣紀子

字幕監修:深尾淳一

製作:インド/2000 年/タミル語 /158 分

その他上映スケジュールは下記公式ホームページより

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